2009年3月  

中国の人口、今後10数年も年間800万人増の見込み

2008年9月12日金曜日



国家人口・計画生育委員会の兼職委員会(識者委員会)が11日、北京で開催された。国務院の李克強・副総理(中央政治局常務委員)も会議に出席し、次のように発言した。人口・計画出産の事業は人民の生活にかかわり、経済・社会の発展の全局面にかかわり、国家と民族の未来にかかわる。中国の人口・計画出産事業はすでに、▽出産率を低水準に安定させる▽人口問題を全体的に解決する▽人の全面的発展を促す――という新段階に入っており、その任務はとても重い。中国の計画出産政策(一人っ子政策)は、基本的国策として実行されて以来、世界の注目を集める大きな成果を上げ、経済の発展と社会の進歩を強く促してきた。さらに世界の人口と発展の事業にも大きく貢献してきた。中国は、世界で人口が最も多い発展途上国だ。「人口が非常に多く、経済発展と1人あたりの資源量のレベルが比較的低い」ということは依然として中国の基本的な国情となっている。中国の総人口は今後10数年、年間800万人前後のスピードで増え続ける見込みだ。人口問題は、持続可能な発展を全面的に進めるにあたっての長期的な制約要素となる重要な問題だ。

厚生白書より以下抜粋しました。

(1) 世界の人口の動向

世界人口は1750年には8億人であったが,1900年には16億人,1950年には25億人,1990年には53億人に達した。世界人口は,18世紀半ばから急激に増加し始め,第2次世界大戦後に増加が加速した。また,国連の最新推計によれば,2025年には83億人,2050年には98億人にまで増加すると予想されている。第2次世界大戦後の世界人口の急増は,主として開発途上地域の人口爆発によるものである。開発途上地域の人口は1950年に17億1千万人(世界人口の68%),1990年には41億4千万人(同78%)であったが,2025年には70億6千万人(同85%),2025年には86億3千万人(同88%)になると予想されている。これを地域別にみると,アフリカの人口増加率は1990~95年で2.8%と最も高く,西アジアが2.4%とそれに次いでいる

(2) 人口増加の影響

世界の人口増加,とりわけ開発途上国の人口増加は,開発途上国の経済社会開発,開発途上国の環境,食糧需給,資源,エネルギー消費,地球環境に影響を及ぼす。1980年代には人口増加率と経済成長率の間に負の関係がみられており,地球が100億人の人口を養えるかどうかについては悲観論,楽観論がある。仮に現在の栄養水準を維持するためだけでも,今後2倍強の増産が必要であり,その場合の環境に与える影響は小さくない。人口の増加は,過放牧,過耕作,燃料用の薪の過剰採取を通じて,砂漠化,灌がい地域の塩害,土壌の浸食,山地の保水力低下,水資源の枯渇などに影響を与え,また,非伝統的な焼畑耕作,農地のための森林伐採を通じて熱帯林の減少,野生生物の減少に影響を与えるといわれている。さらに,人口増加は資源・エネルギー消費の増大と結びついて地球温暖化に寄与するともいわれる。また,開発途上国における急速な人口増加は,国内における農村から都市への人口移動を促し,先進国への国際人口移動の潜在的要因となる。

(3) 人口増加のメカニズム

先進地域では,死亡率の低下により多産多死(高出生率・高死亡率)から多産少死(高出生率・低死亡率)の状態に移る過程で人口増加を経験し,やがて出生率の低下により少産少死(低出生率・低死亡率)に移ることによって,人口増加がほぼ終息した。開発途上地域における戦後の急激な人口増加は,死亡率が急激に低下し,出生率が高水準を続け,多産少死の状態にとどまっていることによる。したがって,開発途上地域の人口増加が収まるためには,出生率の低下が進み,できるだけ速く多産少死から少産少死の状態へ移行することが求められている。

ELEANOR:厚生省も人口増加やエイズ蔓延等々、コンドームを付けましょう!程度ではどうしようも無いですね。ピラニアに、野菜も食べて健康になりましょう、と言っても、肉しか食べませんからね。

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